Sugimoto Rendo 杉本 錬堂さんfacebookより
2014年5月14日 ·

毎週水曜日の投稿　神々の試練シリーズ

マヤの長老の神の啓示

２００８年の正月、アメリカ・アリゾナに住んでいる友人を通して
マヤの長老が「日本に行け、との啓示を受けたので準備をしてくれ」との連絡が入った

突然に・・そんな事、言われても・・どうしよう・・

「何名で来るのですか？」

「マヤの長老・御夫妻を含む・・５名で」

「５名か・・一日・・宿泊代・６万円・・１０日で６０万円・・５名で・・３００万円」

「エッ・・３００万円・・無理に・・決まってる」

「どうしよう・・」

返事もできなかった

今回の来日に対して何人かにその話を振ってあるので相談してくれとの話だった

モヤモヤとした日にちが過ぎていた、ある日、電話が鳴った

「もしもし・・錬堂さんですか？」

かぼそい声で「私・・中谷順子と言います」

「今回のマヤの長老の来日のお手伝いをしようと思っています」

なんで？・・こんな風に動いていくのだろうと思った

数日で中谷順子と会う事となった

中谷順子は身長が１５０ｃｍ位の小柄できゃしゃな身体つきをしている

「私・・マヤの世界に・・非常に・・縁が深いのです」

「そうですか・・それは大変ですね・・」

他人事のようにあしらった、
こんな・・思い込みをする人って必ず・・いる・・
非常に・・迷惑なんだよ・・と・・その時は思った

「ある日・・突然、家にマヤの人達が訪れて・・」

考えられない話を彼女は始めた

・・・・・・

と言う事で「何としてでも・・マヤの長老の来日をサポートします」と言いのけた

あっけにとられて黙って・・しまった

では、お互いに資金繰りをどうするか考えましょうと話し合いは終わったが
事務局の荒井ちゃんと・・どうしようかと相談した

「荒井ちゃん・・あんなからだの小さい中谷が
あんな真剣にサポートしようとしているのに・・手伝わないと言うのは日本男児の恥になるね」

「しょうがない・・今のところどうしていいか判らんけど・・」

「中谷を・・何としてでも・・サポートしない訳にはいかないね」

何日もしないうちに中谷順子から電話が鳴った

電話の向こうの声は弾んでいた

「錬堂さん！！お金を・・出してくれそうな人が・・出てきたんです」

「誰？？」　心の中で面倒くさい事になってきたぞと・・思ったが
背筋にぞわぞわした冷たいものが上がり、後頭部に抜ける

始まる・・何かが・・始まる、携帯を持つ手が・・少し震えた

生唾を飲み込み
「誰なんだ！！・・そんな物好きは？」と言い放った

「浅川先生と言う人なんです」

「ある条件を飲んでいただければ・・
３００万円ぐらい・・だったら・・出してもいいと言っているんです」

「ウーーーム、金を出せば・・いいっていう問題ではないだろう」

「とにかく・・会ってからの話だな・・」

「それで・・条件って・・何？」

「沖縄の比嘉吉丸さんと言う神人の人と
マヤの長老が一緒に祈りを上げる機会を作ってくれるのと、
本の取材をさせてくれるなら、お金を出しますと言う話です」

「ウーーーン、会ってみるしかないな」

「それで・・どこに・・行けば２人に会えるの」

空いている日をスケジュールで見たら
２２日から２７日の間はセミナーが一つだけしか
入っていなかったのでその一つのセミナーは弟子に任せ
次の週の１月２４日から４日間の行程で沖縄に行く事になった

中谷順子がどういう風に浅川先生と知り合いになったかと言うと
あるところでコンビニに行ったら・・目に入ってきた本があって
その本が浅川先生の本で、マヤの事が書いてあったんで
勝手に・・これだと決めて電話したのがきっかけだったとの話

恐るべし・・女の執念

羽田から沖縄に行くのに前日に宿泊した
本應寺から荒井ちゃんの知り合いが車で送ってくれる事となった

くもり空の首都高を走り、羽田へと向かう、
外を流れていく高層ビルを眺めながら、これからどんな事が待っているのか考えていた

荒井ちゃんの知り合いが運転しながら

「いいなあ・・沖縄に行くなんて・・」

「２人とも経済的に余裕があるんだね」

「いやあーー」荒井ちゃんと私が同時に答えた

「お金に余裕なんか・・無いよ」
と言いながら荒井ちゃんと同時に財布を開いた

「アツ、俺は・・５００円しかない」
と荒井ちゃんが言ったので

「エッ・・俺は５０円しか・・ない」
２人で顔を見合わせて

「アハハハハッ・・どうなってんの？」
本当に・・それしか持っていなかった

私達、２人は変な癖があって、本当に困ったときは・・笑ってしまうんです

まあ・・何とか・・なるでしょと自分に言い聞かせた

いざとなれば・・私達は野宿でも何でもできる体質だから

そして・・人の・・ご加護のお陰で
知り合いになった人のアパートに泊まる事が出来た

人のご加護で何人かのセッションの仕事を貰い、
財布の中もいくばくかになっていた・・全て・・神の思し召し
浅川さんと比嘉吉丸君とはパイカジと言うお店で待ち合わせする事になった

浅川さんはちょっと気難しい感じがした

こちら側は中谷、荒井ちゃん私で
浅川先生の方も３人ぐらいでテーブルを挟み
話し合いが始まった

「ともかく、こちらの条件は比嘉君と長老が
一緒に祈りを上げる機会、それと本に対しての取材に時間を提供してくれる事」

中谷が話していた通りの条件だった

「いくら位を出してくれるのですか？」と聞いた

「まあ・・３００万ぐらいは出そうじゃないですか」

心の中で
「この人・・３００万円を出して、なんの？メリットがあるのだろう」

と一般的な価値観の私は思った

浅川さんはタイプ的に言うと大学の教授みたいな印象で、
分析、検証をするようなタイプに見える、
目に見えない世界を感じるにはその能力は無いように思えるが・・
その浅川さんが、お金を出してくれると言うのならば
多分、無形の利益、有形の利益は踏んでいる人なんだなと思った

お金を出してくれる唯一のスポンサーなので・・
なるべく浅川さんの意に沿った形をとっていければいいなと思った

そこに比嘉君が現れた

太った身体、浅黒い顔、目がギョロとして眉毛が濃くて・・沖縄人だ

彼の家は代々、神人（カミンチュ）で
一年中を祈りに捧げているんだと言う

座ってテーブルに就き
「黒い・・神が・・来て・・様々な事を引き起こす・・」
と言った・・これだけは・・言っている事が理解できた、

その他の会話のほとんどは何を言ってるのか？・・
判らないのが彼の話し方である

黒い・・神って・・私の事か？

実のところ・・神事も・・仏事も・・それほど・・
こだわるほど・・好きではない、
もともと私の宗教は日蓮大上人が伝えた教えで
創価学会に所属している・・
基本の生き方は創価学会で、
先祖を大事にするとか森羅万象に感謝するとかは普通に・・大事にしている

翌日、比嘉君の自宅に行く事となった

なるほど彼の家は神人の系統だけに祀っているものも立派であった

そして彼の家の敷地内に神が住んでいる洞穴があると言うので、
その洞穴の中にも入れてもらった

実は・・私は高いところも・・暗い洞穴も・・大嫌いなのだ

だが、どうしても・・入らなければならない様な雰囲気なので・・我慢して
入った、

比嘉君、洞窟に入る時の嬉しそうな顔、私は引きつった顔で入って行った

その中に神様が・・あると言う

「ほっら、あそこ・・に神様が・・・見えるサー」

なるほど・・見ようによったら「神様に・・みえる」

何事も・・思い込むことが・・大事なんだ・・
なるべく神様に見えるように・・見た
「神様が認めてくれた・・らしい」・・と比嘉君が言った

ありがたい事です
、このマヤの長老ツアーが成功に終わると言っているらしい

そりゃあー３００万円を確保できれば・・
成功に終わる望みは出てくるサー
と心の中で思った

中谷順子が「どうでしょうか？」と顔を覗き込むように聞いた

「うーーん・・」なるべく、勿体をつけるように

「浅川さんも比嘉君も悪そうな人では無さそうなので・・いいんじゃないの」
と言ったら、

中谷順子が口角をあげて、独特な嬉しそうな顔をして喜んだ

何とかマヤの長老ドン・アレハンドロの来日を迎える事が出来そうだと確信した




★★★『ドラゴンアート出展情報』★★★
お問い合わせryukyudragonart★gmail.com
（★を@に変換してメールしてください）

・5月1日(金）埼玉「春日部市エンジェライト」
・5月2日(土）～4日(月)愛知「田原市セッション」満員御礼
・5月6日(木)～8日(土)東京「コラボセッション」満員御礼
・5月10日(日)～11日(月)長野「ドラゴンツアーin長谷寺」
・5月15日(金)～16日(土)長野「ドラゴン整体in岡谷市」
・5月17日(日)長野「うさと展in長谷寺」
・5月18日(月)東京「コラボセッション」
・5月22日(金)広島「広島市スタジオみんなの部活」
・5月23日(土)～25日(月)広島「福山市スタジオKOSIKA」
・5月29日(金)～6月1日(月)石川「金沢WITH HUG」
・6月1日(月)沖縄「石垣島セッション」満員御礼
・6月6日(土)～8日(月)新潟「リラクスペースWish」
・6月12日(金)～15日(月)東京「コラボセッション」
・6月19日(金)～22日(月)高知「ショップIs.」
・6月28日(日)沖縄「癒やしとCafeタイムのウーマンラブフェスタ」
・7月3日(金)～6日(月)東京「コラボセッション」
・7月18日(土)～19日(日)東京「コラボセッション」
・7月20日(月)東京「矢口渡イベント」

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